今回は、山形県米沢市の湯の沢温泉にある旅館「時の宿 すみれ」に行ってきました。
この旅館、小規模な温泉宿ながら、鉄板焼きカウンターで「米沢牛黄木」の米沢牛をフルコースで味わえるという唯一無二の存在。
ここは本当におススメ。このブログに宿泊記を載せるのは初めてだけど、実は金坊、今回が3回目の訪問なのです・・・。
時の宿すみれにチェックイン
東京から山形新幹線に乗れば、米沢まで直通で約2時間。新幹線は大体1時間に1本くらいの割合で走ってます。
ですが、この日金坊は、仙台→山形→米沢と在来線を乗り継いで逆方向から米沢へ。
土日に行くならJR東日本の「週末パス」がおトクだよ
15:11に米沢駅着。15:09着の新幹線で一足先に着いたお客さんと一緒に、送迎の車で時の宿すみれに向かいます。
到着後、まずはロビーラウンジで抹茶とメレンゲのお菓子をいただきながらチェックイン。それから部屋へと案内されました。
3回目の今回、金坊が泊まったのは1階の和室「あずま」。楽天トラベルからの予約です。
茶室をテーマにしたという8畳の小じんまりとした客室でした。
時の宿すみれの客室
時の宿すみれの客室は全部で10室。それぞれ違う個性的な造りになっていて、予約するときに客室を指定して予約します。
注意点として、お二人様専用というコンセプトの宿なので1名や3名以上だと予約できません。
さて、こちらが客室の一覧。(金坊調べ)
- 1階南側 みすず 53m² 洋室 [北欧風]
- 2階北側 あおい 46m² 洋室 [アトリエ風]
- 2階南側 いぶき 44m² 和洋室 [モダンリビング風]
- 2階南側 ひめ 39m² 洋室 [ヨーロピアンリゾート風]
- 2階南側 あかね 39m² 和洋室 [アジアンリゾート風]
- 2階北側 みやま 32m² 洋室 [和風モダン風]
- 2階北側 あけぼの 10帖 和室 [和風書斎風]
- 1階南側 あずま 8帖 和室 [茶室風]
- 2階北側 げんじ 8帖 和室 [和風寝室風]
- 2階北側 さくら 8帖 和室 [古民家風]
予約サイトで確認すると、↑の1〜6までの括りで料金が6段階に細かく分けられている模様。
1〜3の客室はベッドとリビングスペースが区切られたスイートタイプ。以下、順に客室の広さに応じて下に行くほど安くなる設定。
金坊が泊まった「あずま」は一番安いカテゴリーで、一番高い「みすず」との価格差は15,000円くらい。
上の見取り図でも分かる通り、客室の大きさが倍くらい違うので、まあ妥当な価格設定かと。
ついでに2階の客室配置もご紹介。
1階の見取り図と縮尺が違うのでご注意を。
実際には1階の「あずま」と2階の「げんじ」「さくら」あたりが同じくらいの大きさなので、脳内でサイズ変換してご覧ください。
オススメの客室は?
食事目当ての客が多いためか、予約はどちらかと言うと安い部屋から埋まる傾向のよう。
だけど、値段だけで選んじゃモッタイない!・・・ということで、金坊がより満足度の高い客室の選び方を教えちゃいます。
まずは、客室の向きから。
上の見取り図を見れば分かる通り、時の宿すみれには南向きの客室と北向きの客室があります。ここは南側の客室を選びたいところ。
南側だと木立の向こうに山形新幹線(奥羽本線)の鉄橋が見えるのがポイント。
南側にはこの鉄橋の他に人工物は一切なく、夏は一面のみどり、冬は一面の銀世界。
ちなみに、北国仕様の二重窓なので、列車が通過してもカタンコトンと小さな音が聞こえるだけで騒音の心配はありません。
そもそも、そんなに列車通らないし・・・
次に、もし1階が空いていれば1階を。
2階の部屋は窓が小さめなのが難点。その点1階の2部屋は南向きの上に、掃き出し窓になっていて窓が格段に大きいので。
ということで、金坊のオススメは、1階南→2階南→2階北の順。この順番で選べば間違いなし。
ま、週末だと予約埋まってることが多いので、細かいことは気にせず空いてるところを予約しましょう。どの部屋でも米沢牛と風呂は同じですから・・・。
時の宿すみれの貸し切り露天風呂
さて、部屋で一服したら明るいうちに温泉へ。
時の宿すみれの温泉は、男女入れ替え制の大浴場2か所のほかに、貸し切りで利用できる露天風呂が2か所あります。客室には風呂がありません。
そして、ここの貸し切り露天風呂はホント最高すぎる!
温泉に浸かって湯船の向こうに切り取られた風景を眺めれば、まさに極楽。
どうせなら明るいうちに入ろう!
夏も良かったけど、極寒の季節に雪見風呂というのも贅沢。
鉄板焼きカウンターで米沢牛づくし
さあ、お待ちかねの夕食。
夕食は1階の食事処「すみれ庵」で。18:00~19:00の間の好きな時間に行けばOKとのこと。
18時までにひとっ風呂浴びて、作務衣で行きましょう。
こちらの経営者のご実家が米沢牛の老舗「米沢牛黄木」ということで、夕食は米沢牛づくしのコース。
この日のメニューはこちら。
- 内ももの五香粉ローストとはちのすのトマトマリネ なすの南蛮漬と共に
- さつまいものポタージュ サラミパイ添
- しきんぼ焼きしゃぶのグリーンサラダ 玉ねぎのホットドレッシングで
- 米沢牛の餅米焼売とばら肉のトンポーロー
- お口なおしのグラニテ キウイフルーツ
- 大とろポワレのにぎりと肩三角といくらの包み
- とも三角のすみれ漬
- ほほ肉と紫白菜の小鉢 みぞれ餡
- サーロインのステーキ
- すみれの冷汁
- まくらと牛骨スープの温かいうどん
- 抹茶のガトー いちごのアンサンブル
すみれ庵には、鉄板の前のカウンター席と、一席ずつ区切られた個室タイプのテーブル席があります。
どちらになるかは宿側で決めてるそうで、特に希望などは聞かれません。
ただ、夕食のメイン(ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶの選択式)で、すき焼きかしゃぶしゃぶを選ぶと自動的にテーブル席になる模様。
今回はカウンター席に案内されました。
最初から最後まであの手この手で肉を食べさせられます。
近隣には日本酒の酒蔵やワイナリーも豊富という土地柄、そっち方面の品揃えも抜かりありません。(ソフトドリンクも充実してるので心配なく)
メインはサーロインのステーキ。
真打登場!ここまでずっと牛肉食べてるけど、これはまた別格。
美しくレアに焼き上がりましたー!
付け合わせの野菜も美味しい。
最後は温かいうどんで締めて食事は終わり。
食後のデザートは、暖炉あるロビーのソファに移動して。
窓の外は1m近い積雪!さ、寒そう・・・
食べ終わってコーヒーを飲んでいると、窓の外からカタンコトン、カタンコトン、と鉄橋を渡る列車の音。
ふと目を上げると、暗闇の中を、窓からの光りを放ちながらゆっくりと進む新幹線が!
まるで空中を走っているよう。これ見れただけでも幸せ。
朝食のお楽しみは「牛汁」
翌朝。時の宿すみれの朝食は8:30から開始と、ちょっと遅めの設定。
金坊は9:26発の下り新幹線に乗る予定だったので、無理を言って8:00スタートにしてもらいました。スミマセン。
朝食で特筆すべきは、なんと言っても牛汁。上の写真の右端に写ってるやつ。
この牛汁ってのは簡単に言うと豚汁の牛バージョン。豚肉の代わりに細切れのサーロインがぎっしり入ってます。
牛肉って浮くんだね。
各旅行サイトの宿泊料金
各旅行サイトの最新の割引料金はこちらでチェックしてください。
おわりに
いかがでしたか?このブログは、金坊が実際に行って「良かった!」「また行きたい!」と思った場所だけを実体験をもとに紹介する旅ブログです。
あくまでも個人的な体験にもとづいていますので皆さんも同じ体験をできるとは限りませんが、このブログでは実際に行ってみたからこそ分かる見どころや楽しみ方を書いていますので、参考にしていただければ幸いです。
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